そんな善の言葉。



「ハプニング…だから…」



それは本心だろうか…。



とにかくマックは善に謝り、あたしにも謝ってから部屋を出て行った。



話しかけづらい雰囲気…。



「まさか俺より先にマックが怜の裸見るとは…。ははっ…」

「ごめん…」

「別に気にしてねぇよ?」



初めて知った。



善はウソが下手だ。



「善…」

「それ以上なにも言うな。マックは…友達だしさ…悪気があったわけじゃねぇから…」

「でも善の本音は…」

「やりきれねぇよ?でも…あんなに謝られたのに、俺がマックにキレてどうにかなんの?」

「ならない…」

「話は終わり。なかったことにして、気にしない」



絶対ウソだ…。



でも善は大人だ…。



やっぱりただのバカじゃないね…。



「抱きついていい…?」

「ん~、どうぞ~」

「善、ごめんね…」

「怜悪くねぇじゃん」

「でも…好きだから…嫌いにならないで…」

「なるかよバーカ!!さてと、今日はマックんちの別荘だな~」



善…。