持って帰ったヤマメはメイドさんにやった。



でもひとり1匹だとすると…秘書方にも食べさせて~、うん、大丈夫だ。



「怜、私明日帰るわ」

「なんで?」

「お父様が急遽帰国するみたいなの」

「そうなんだ、よかったじゃん」

「次会うのは夏休み明けね」

「そうだね。久しぶりの家族団らん楽しんできなよ?」

「えぇ、怜も追い出されたりしないようにね」



もうそんなケンカしないもん!!



一応ラブラブ…だろうし…。



「ねぇ、エミ」

「なにかしら?」

「あたしそろそろ善に襲われそうな気がするんだけど…」

「そうなの?別にいいじゃない」

「恥ずかしくてムリ…」

「女は度胸よ。頑張りなさい」

「助けてよ!!なんかないの!?サラッとかわせるようなテク!!」

「…………ないわ」



じゃああたし…善に食われるしかないんじゃないか!!



どうしたらいいんだろう…。



恥ずかしくて脱ぐなんて絶対ムリだし…。



善は平気なんだろうな…。