キスしたり、怜が抱きついてきたり。



そんなのは普通にできるけど。



「どこから来たんですか~?」

「それ、ナンパ?」

「声かけなきゃ後悔する気がして。みんな高校生?」

「お姉さん達大学生?」

「そうだよ。旅行で来たの~」



久しぶりにナンパされた。



興味なさそうなマックと、すでに逃げてる古谷。



炎次はいつものメガネがないのでかなり険しい顔になってる。



「何してるの?善」

「怜っ…」

「さて、善君はどうするでしょう。1、このお姉さん達にさよならする。2、あたしとさよならする」

「お姉さん、そういうことなんで…さようなら…」



怜って絶対ヤキモチやき!!



そういうとこ、やっぱり好きだ。



「ナンパなんてされてんな」

「だったら怜がそばにいろよな。ウォータースライダー行こう」

「善と…?」

「楽しまねぇと」



怜と乗ったウォータースライダー。



死ぬ死ぬ死ぬ!!



俺こういうのダメだったんだっ!!