【善】



別荘の近くの屋内プールにやってきた。



炎次…細いな…。



水着なんて久しぶりに着たし。



「怜~…。ヤバくね!?超よくね!?」

「スタイルはいいよな」

「脱ぐといいカラダしてんじゃねぇか…」

「まだなわけ?」

「怜が拒否るから~…」

「まぁ、頑張れ」



だってカワイく照れられたりすると…まだいいかな~なんて思っちゃうし…。



あの怜からは想像できないような反応とか、ツボっつーか…。



俺の欲望、どうでもよくなっちゃうんだもん…。



「善、早く中入ろう?」

「恥ずかしいわけ?」

「当たり前でしょ…。下着と隠れてるとこ一緒なんだから…」

「みんなの前でそんな顔しないでほしいんだけど」



俺だけが見れる顔なのにぃ!!



気持ちいい水温のプールに入ると、怜もホッとしたのか気を許した顔。



虐めたいじゃないか。



なので引き寄せて腹に手を回した。



「ちょっ…」

「細っ。ちゃんとメシ食ってんのかよ」

「ししし、新陳代謝がいいのかな!?あははっ…」



恥ずかしそうでカワイ…。