【続編】長男のカゴ

興味津々でソファーにやってきた怜。



見たかったらしく、さっきの恥ずかしさはどっかに吹っ飛んでる。



溜まってた分を一気に見たもんだからあっという間に夕方で。



「ご飯の支度手伝って来る!!」

「俺も行く」



一緒にリビングへ行くと、双子と天が帰ってきてた。



「おかえり、善兄」

「おぅ」

「あっ、お姉ちゃん」



双子に懐かれてる怜はニコニコしながら挨拶してて、とりあえずキッチンへ。



留宇がメシの準備をしていた。



「雷さん早いって。愛されてるね、善」

「まぁな!!」

「そろそろ帰ってくるよ」



留宇の言った通り、しばらくして雷が帰ってきた。



電話しながら入ってくんなよ…。



「えぇ、そうですね。いやぁ~…息子も息子で何かと忙しいんじゃないかと思いますが」



そう言いながらキッチン直行。



雷の電話中は静かにしないといけないルールがあるので誰も口を開けない。



「はははっ、聞くだけ聞いてみますよ…」



そう言ってな~んにも気にせず留宇にキスをした。