【続編】長男のカゴ

美衣はイケメン好きで、現在アナウンサーに夢中。



「雷は今日も残業?」

「どうかな?善が帰ってくるって知ってるから早いかも」

「マジかぁ!!愛されてんね、俺」

「知らなかったの?」

「知ってる~」



やっぱり俺の親は雷と留宇だ。



頑張って雷の手助けできるようになるから。



初任給ではメシ奢ってやんの。



だから待っててね、留宇。



「厘と美衣つれて買い物に行ってくるから!!」

「あいよ~」



俺も部屋に引きこもろう。



怜と部屋に入り、久しぶりに座った自分のソファー。



家の匂い!!



「善の中学の卒アル発見!!」

「見てもおもしろくねぇよ…」

「何組?」

「5組」



やっぱり落ち着く~…。



超リラックスだ。



あっ、別荘行く日決まったら近野に連絡しろって言われたんだった。



忘れないようにしよ…。



「目つき悪いし金髪メッシュ!!」

「そうだったか?」

「えぇぇぇ~…。なんか今落ち着いてね?」

「反抗期は終わったんです~」

「悪ガキだったのかぁ~」



そんなことねぇもん…。