外は桜が満開で、きれいだった。 『俊、本当まっすぐな眼差しになったな。がんばれ』 「ああ。自分には、負けねーから」 俊樹の応援も心強かった。 本当、親友だよ。ありがとう。 これから、俺は亜実にどんなことを言われるのか。 想像も――――――つかないけど。 覚悟は、できている気がした。