総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】

「いいなっ!おチビちゃんか」

こりゃ傑作だ。

そう言ってカラは先に

部屋から出て行った。

「ついてこい。丸顔」

「お前の顔も同じようにしてやろうか」

何だこのおチビちゃんは。

あたしには、レナっていうちゃんとした

名前があるんだよ!!

「覚えときやがれ!!」

「お前こそ、急に変なこと言い出す奴はモテねぇって、覚えとけ。丸顔。」

「ま、まじでか・・・」

あたしが、ショックを受けている間に

おチビちゃんは、部屋から出て行った。

って。

「ちょっと待って!おいてかないでよ!!」