「そんなもん、ヒサに言えばどうにかしてくれんだろ。」

「ヒサに?」

どうしてヒサなんだろう。

「言ったろ?ここはヒサの別荘だって。だから、アイツに頼めばいいんだよ。」

「あ~そっか。・・・・ねぇ、ヒサって金持ち?」

そう言うと、

「ここだ。早く着替えて行って来い。」

スルーされた。

あ、もうついたんだ。

気づけば、おそらく数時間前に出てきた部屋の前に居た。

ガチャリと、ドアを開けて、中に入り左の壁際にあるクローゼットのかを確認する。

「お、おぉ」

ちょっと感動。

そこには、とってもかわいい服からここで着るための(たぶん)スウェットがあった。

どれにしようかな?