総長が求めた光 ~Ⅰ序章~【完】

「それを決めるのはお前じゃない」

「・・・・」

カラはあまりアルコールの

強くなさそーなビールを

あたしの前にある机に置いた。

「じゃあ誰が決めるんだ」

そのビールをあたしはなんの

躊躇いもなく開けた。

プシュっと音を立てて開いたビールは

グビリとあたしの喉を簡単に通って行った。

「それは・・・・・」

「タイムアップだ」

ガチャリと音を立てて開いたドアの

向こうには・・・。