「シンさんの“目的”はどっちなんですか?」 “目的”かぁ。どっちなんだろうな。 「わかんねぇ。でもやらなきゃいけねぇことは確かだ。」 「わかりました。明日の朝までに準備しておきます。」 「頼んだ。」 「「はいっ」」 二人を部屋から出した後、俺はまた注射器を手に取った。 「レナ。もう少し待ってろ。」 もう一度その首に 鎖をつなげてやる。