「ユイ、てめぇがココの情報を垂れ流したのか?」

「え?ち、違うよ!あたしはそんなこと・・・」

ユイの目が泳ぐ。

コイツはレナを嫌っていた。

俺の愛するレナを。

「い、いいじゃん!忘れようよ!今はあたしを見てよ!」

ユイの顔が歪む。

「来い。ユイ。お前も打ってやる」

呼ぶとユイは、一瞬ためらったが笑顔で走ってきた。

「優しくシて?」

俺のとこまで来たユイは抱きついてきた。

少し顔をあげながら上目で見てくる。

レナの体調が優れないときはコイツをレナの代わりに抱いてきた。

「お前に優しくして何の利益がある。」

そういって俺は、ユイの唇に自分の唇を重ねた。