「ヤミが動いたってことは、天神連合のどっかの縄張りにいるんだろうなぁ。」



ヒサが切なそうな顔をして天を仰ぐ。



「たぶんな・・・・」



「俺たちも、戦闘準備だ。」



「!?」



ヒサが立ち上がる。



「潰すぞ。」



低く、冷たく、唸るような声で。



「天神連合を。」



言い切った。



「わかった。」



短く返事をして、俺は部屋を出た。



みんなに収集かけないとな・・・。



今回は頂上決戦も兼ねた戦いになりそうだ。



そのために準備もしとかなきゃな。







黒兎がその日から小さく動き出したことを天神連合は・・・・知らない・・・・。