ヒサがゆっくりと椅子から立ち上がる。



「サヨ、メグ。報告ご苦労。今までどうり、その2人と接しろ。」



「「はいっ」」



「アキ。情報ひねり出せ。」



「りょーかいっ」



「このことは、レナに伝えるんじゃねぇぞ。」



ヒサの一言で各自自分の部屋に帰って行った。



「ルイ。」



「ん?」



「レナに感づかれるなよ。」



まるで念を押すように言うヒサ。



「それはお前だろ?中途半端な優しさで傷つけんなよ?」


「・・・それもそうだ。」



まるでヒサは過去を思い出すように自分の顔に手をあて座った。










なにがなんでも。







レナちゃんだけは守ってやれ。



お前の手で。