なんでここまで来てあいつは“キャベツ”食ってんだよ。 もうなにあいつ。 マジでバカじゃないの。 あたしはため息をつきながら前を見た。 「うわぁ・・・」 もう言葉にならなかった。 目の前に広がる世界には何もない。 あるのは地平線の彼方と、透き通る海に見える綺麗な魚たち。 「すっげぇだろ?」 右側からユウコがニカッと笑いながらあたしを見る。 「うん。とってもきれい。」 きれい。 きれいすぎて、汚いあたしはこれ以上見れない。 まぶしすぎる。