問題はそこじゃないでしょ、カラちゃん。


「か、カラ。あんた、なんてこと・・・・。」


「出て来ねぇシュウが悪ぃ!!」


腕を組んでふんぞり返るカラ。


おいおい。


――――ガチャっ――――


「「お?」」


ゆっくりと開かれていくドア。


中は真っ暗でよく見えない。


――――バシッ――――


目にもとまらぬ速さだった。


中からダッシュで出てきたシュウは迷わずカラの顔面に飛び蹴りをした。


「うぇっぷ!!」


気づくと、カラは数メートル吹っ飛んでて、あたしの隣にものすごく眠たそうな顔をしたシュウがいた。