綾ちゃんは私の手をとって

顔を近づけて

”ちゅっ...”とした。



なんで顔真っ赤??




「??これがヒント??」

「あ、あぁ///」

「えー?なんで手の甲に
ちゅーするの?
これがヒントになるの??」

「...まさか...わかんねぇ??」

「うん。」



全くといってもいいくらい

これっぽっちもわかんない。



「...。天然。」

「え??なんか言った??」

「いや、別に。」


ぼそっと何か

言われた気がするんだけど...。


「まぁ、それが優希らしいか。」


ふっと笑ったかと思うと

私の髪をくしゃっとなでる。


「もう、髪くしゃくしゃに

なっちゃうよー。」

「そんなの知ったこっちゃねぇ。
さ、掃除するぞ。」

「うん。」


教室についた私達は

必死に掃除にとりかかった。