まぁでも、旅行...。
「思い出作りかー・・・。」
「楽しそうだねぇ。」
俺は夢の旅へ
トリップしかけたが
優希の声で戻ってくる。
「いい思い出にしようね。」
優希の笑顔はドキドする。
ほんっと可愛いなぁ。
そう思いながらも
ピースサインして笑う。
「あ。」
忘れてた。
「なぁ、優希...。
お前好きなついるのか?」
もしかしたら
紫乃の冗談かもしんねーし。
あいつは冗談とか
好きだからなぁ...。
「ん?いるよ?」
平然と答える。
俺はその答えに
心がズキンと痛んだ。
「なんで知ってるんだろう?
私、綾ちゃんに言ったっけ?」
あ、無意識にしゃべってる。
多分、分かってないんだろうなぁー
しゃべってんの。
「紫乃から聞いた。」
「あれ?声に出てた?」
「うん。すべて。」
きょとんとしてる。
その顔の癒される...。
俺、どんなけ優希のこと
好きなんだよ///
俺にはまだチャンスは
あるんだから
まだわかんねぇぞっ!