「この場に正義なんかない。私利私欲で動く悪しかいない」 手の力を抜いて、また込める。 「だけど、悪で願いが叶うなら、私は自ら進んで汚れよう……」 また一人。いなくなった。 「私が汚れることで彼が救われるというのなら――」 誰に言ったか分からない。 「私は、自らこの場に降り立とう」 嫌だと言わず、自ら悪に身を投じて、殺し続けよう。