ほんとだ……、

2個下って受験生じゃん。


「で、どこで勉強すんの??」

「あたしの部屋。」


ガチャッ。


玄関でしゃべってたら、玄関のドアが開いた。


「……。」


部活バックを担いで気だるそうな少年が入ってきた。


「おー、葵!!」

「……ぁ、武志さん。」


葵と呼ばれた少年は、
武志にぺこりと頭を下げた。


「おかえりー。」

「……ただいま。」


少年は、綾と挨拶を交わして、階段を上っていった。