口いっぱいにホイップの味が広がる。


「ぁ、」

「ふぇっ??」

「頬にクリームついてる。」


葵くんが自分の頬を指さして教えてくれた。


「ぇっ、うそ!!どこ?!」

「こーこ。」


私の頬をグイッと指で拭って、そのまま綺麗な口元に運ばれていった。


「生クリーム甘……。」


葵くんは少し眉を下げて、そう呟いた。