「まぁまぁ。
男はそう言うのに恥じらいがあるの!!なっ!!」


武志くんがニコッと笑って姉貴の肩をポンポンと叩いた。


「……はぃ。」


俺はとりあえず武志くんの言葉に頷いて、自分の部屋に戻った。


「ふぅー……。」


俺はさっき千里にもらったアドレスを見つめて深呼吸した。


……メール打つだけなのにこんなに緊張したの初めてだ。


メールを送ったあと、
部活の疲れとエラーメールが来ない安心感で寝落ちてしまっていた。