ピーーッ!!


試合終了のホイッスルが鳴り響く。


「じゃ、先輩。また今度♪」

「あ、うん。じゃね。」


私は葵くんを探す。


「千里さん!!」

「あ、葵くん!!
勝利おめでとー♪」

「ありがとう。」


葵くんは嬉しそうに笑っていた。


「よく頑張りましたっ!!」

「俺子供扱いですか?」

「よし、頑張ったから、なんかしてあげる!!」


私は、葵くんにそう言った。