「葵くん!!」

「千里さん、来てくれたんだ。」

「うん。頑張ってね♪」


私は葵くんにニコッと微笑んで、そう言った。


「千里さんに言われると、頑張れるかも。」

「頑張れるかもじゃなくて、頑張るのッ!!」


私はそう断言した。


そんな私を見て、
葵くんはクスクスと笑って、


「うん。頑張る。」

「いってらっしゃい。」


私は葵くんの背中を押した。


「いってきます。」


葵くんは、チームの仲間の元へ走って戻っていった。