「……あつい。」 流石七月。 ただ歩いてるだけで暑い。 「千里さん!!」 後ろから声がして、 振り返ると……。 「葵くん……?」 葵くんがこっちに向かって走ってきた。 「どうしたの??」 「……送るっ。」 葵くんはそう言って、 私の隣を歩き始めた。 「ぇ、大丈夫だよ?」 「千里さん、女だから。危ないから送らせて?」 首を傾げながらこっちを真っ直ぐ見てそう言う彼に心臓が大きく跳ねた。 ……やばい。 不覚にも、 目の前の中三に、 ちょっとだけときめいた。