「壮介、まだいたのかよ。」

「ひど!!」

「つーか、ゴールしたときと勝ったとき、笑ってるじゃん。」


チームメイトの一人が、壮介に返す。


「や、そうじゃなくて、普段。サッカー以外で。」

「そう言われてみればそうだな……。」


チームメイトの視線が、俺に集まる。


「……。」


チームメイトからの視線に、俺は無言で返す。