ポーカーフェイスとあまえんぼ



「ッ!!」


メールを見た葵くんの顔が怒りで歪む。


「菜々子……、」

「なんでそいつなのよ!!
私はずっと前から葵のこと好きなのに!!!!」

「……。」

「なんで私じゃないの?!
なんで私じゃダメなのよ……。」


菜々子さんはすがり付くように葵くんに言った。


「……言いたいことは、それだけだな。」

「……。」

「消えろ。」


今まで聞いたことがないような葵くんの声に、私と菜々子さんと綾の肩がビクッと上がる。