「ち、千里!!」


謙治が話しかける。


「何??」

「今日の放課後、サッカー部見に行くぞ。」

「……は?」


サッカー部??


「行ってきなさいよ。」

「つーか、俺ら四人で行こうぜ?」

「おー、賛成。」


私を無視してどんどん計画が進められていく。


「ち、ちょっと!!」

「千里、今日、ちゃんと話せ。」

「男は、そういうのは一番敏感なんだぞ。」

「女以上に女々しいの。」

『綾は黙ってろ。』


いつもの三人に、自然と頷いていた。