「謙治……。」 「千里、はよ。」 「ぉはよ……。」 「んだよ、明日から夏休みってのに、ゲッソリしやがって。」 「けーんーじ??」 「おぉ、綾こわっ。」 まさか、謙治が話しかけてくれるとは思わなかった……。 「おい、そんな気まずい顔すんなよ!! 俺がなんかやらかしたみてぇじゃん!!!!」 「実際やらかしたじゃん。」 「うるせー!!」 謙治の言葉に突っ込む綾。 あれから、謙治とはあまり話さなくなっていたから、 いつもの風景に戻っただけなはずなのに、自然と涙がこぼれた。