「ただいまぁ。」

「お・か・え・り♪」


玄関のドアを開けると、
ニヤニヤしているママがおたまを持って立っていた。


「……何?」

「やぁねぇ。彼氏いるんなら、紹介しなさいよぉ~♪」


ママの言葉に、顔が真っ赤に染まった。


「ママッ?!」


み、見られてた??


「あら、パパにはアツいチューのこと、黙っててあげるから、心配しなくても大丈夫よぉ☆」


…………。