「だって自分の家だし。」


綾がそう言う。

まぁ、綾はね。

私はくつろぎきっている二人の男子に目を向けた。


「っていうか、遅かったな?」

「トイレの場所、分かんなかった??」


「ぁ、ううん。葵くんと少し話してたから。」

『はァ?!』


三人の声に、私は首をかしげる。


「何……?」

「葵と会話したのか??」


武志が興味津々に聞いてきた。