“別れろ、ブス。” またあのアドレスから。 このタイミング……、 見られてる?? ……そんなわけないか。 私はため息を吐いてそのメールを削除した。 「ごめんね。」 まだ不貞腐れてる葵くん。 私は、その姿が可愛くて、思わず笑ってしまった。 「……何、笑ってんの??」 葵くんが私を軽く睨む。 「っ、ごめ……っ。」 私も笑いを堪えながら謝る。 「悪いと思ってないでしょ。」 はい。全然。