シェリの旅路

「会ったばかりのあなた達と

行動を共にすることは

できないわ。

妖精は嘘つきだって母から

教わったし」


『キミ、嘘ついてないもん!

わかった!あなたみたいな

意地悪な人は優しい心を

なくしたのよ!』


フランの言葉にキミは

怒って言う。


「私が意地悪ならさっきの

風からあなたを守ろうとは

しないわ」


フランは涼しい顔をして言う。

魔法使いということで差別を

受け、暴言を投げかけられる

ことは少なくなかったので

キミの言葉くらいでは動じない。


『……あぁ。そっかぁ。

じゃあ何をなくしたんだろう?』


キミはフランの顔を見つめて

考え込む。


ジオも二人のやり取りを

聞いていて考えていた。