シェリの旅路

「シェリー!早く鬼ごっこ

やろうぜ!」


部屋の外からシェリの学校の

友人が呼び掛ける。


「待って!すぐ行く!」


シェリはそれに答える。


「子供なんだから今は友達

作ってたくさん遊べよ。

ほら行ってこい!」


ジオはシェリの背中を押した。

「ありがとう」


シェリは笑顔で言って

部屋を後にした。


「シェリもう済んだの?」


ヴァネッサは問う。


「うん」


シェリは頷いた。


ミルの存在が気になり

じっと顔を見つめる。


「……キミ?」


シェリは問う。


「さすが天才ね!

あたしの弟だわ」


すぐに正体を見抜いたシェリに

ヴァネッサは大喜びして

抱き上げる。


「ばれちゃった?それにしても

シェリ、いい顔するように

なったね」


ミルは微笑む。


「家族や友達のおかげ」


シェリは照れながら言う。


「自分でも頑張ってるものね。

さぁ、遊んでらっしゃい。

今日はジオたちも一緒だから

なるべく早く帰るのよ」


ヴァネッサはシェリを

おろして言った。