シェリの旅路

『シェリは学問の代わりに

魔術を覚えたが

生きていく事に失望した父親に

魔術で心中させられそうになり

とっさにその魔術を

跳ね返した。

……それが父親に当たり

死なせてしまった悲劇の子』


女神は愛を失った少年

シェリについて語った。


『……かわいそう。

愛を失っても仕方ないよ』


キミは心を痛め、涙目で言った。


「周りの人間なんて

信用できない。

……人が恐い。

……この世は楽しくない事

ばかり。

自分を産んだ親が憎い。

感謝なんてできない。

……だから私達は共鳴した。

……シェリはエンジェル島に

いますね?」


フランはシェリを哀れんだ。


自分は信じる心をなくして

とても苦しいのに、

シェリは小さな体で、心で

共鳴者四人分の苦しみを

抱えている。


心から助けたいと思った。