シェリの旅路

「よろしく」


フランは行けと言わんばかりに

縦に頷いた。


キミはドアの木目を見つめ、

意を決して鍵穴から外へ

飛び出した。


魔獣達は突然飛び出して

きた飛行物体に

皆、視線を向けた。


じわりじわりと妖精に

近付いていく。


『ひ、ひゃあーっ!

フラン!フラン!』


ぐるりと周囲を囲まれて

キミは悲鳴をあげる。


「ご苦労様!」


フランは勢いよく表に飛び出し

地面に手をつき、魔法を放った。


地震のようなものすごい音が

したかと思うと、地割れがして

ほとんどの魔獣達を

飲み込み、元の地面に戻った。

残った数匹の魔獣を

2階から容赦なく

ハーヴァルドの弓が綺麗な弧を

描いて正確に射抜く。


三人力をあわせて敵を片付けた。


「終わったか?」


ジオが恐る恐る

外に出てきて言う。


「まったく何だったのよ!」


ヴァネッサがハーヴァルドと

共に2階からおりてきて言う。


五人が外に出た時、

まばゆい光が現れ、

五人を光で包み込んだ。