「私、こんな時間に ゲーセンくるの初めて…。」 店内はタバコの臭いが充満していた。 スロット代を占領する不良集団や、 プリクラ機に群がるギャルたち… 私のような子供はいない。 いるはずがない。 「ぬいぐるみ、好き?」 「え?」 「とってあげるよ。」 そういって手をひいて UFOキャッチャーのある場所へと 連れてきてくれた。