「だいぶ、ダメージが大きいみたいだな。」
シュウはよっこらしょ、と隣のベッドに腰掛けながら言った。
「そうね…。この子がこんなになるなんて久しぶりだわ。」
女はベッドの真向かいにある椅子に座り、男を見つめて言った。
「続きを聞いてもいいか…?」
オレは窓際の壁にもたれ掛かり、女の方に視線をよこした。
まだ気持ちが落ち着いてはいないけど、聞きたいことはまだ、ある。
何故じいちゃんが黒い組織に殺されたのか?
黒い組織で造られたオレをかくまったからか?
そうすると、何故オレは造られたのかが分からない。
何の為に、オレは生まれたのか?
それにオレが黒い組織から逃げ出したあの日…。
あの火の海と化した町の中で、出会ったあの少女のこと…。
オレはその少女に名をもらい、救われた…。
けど、その少女はオレを捕らえにやって来た組織の人間に、オレの目の前で殺されたんだ。
あの少女は何者だったのか…。

