「おじいさまが作ってくれた腕輪なのね。」

ふと女が言った。


声の方を見ると、体育座りをした女が優しくニッコリと微笑んだ。

さっきまで戦っていたような殺意剥き出しの雰囲気は綺麗になくなっていた。



「そのおじいさまは今どちらに?」

本当に興味があるのか、それともただの話題作りのためか分からなかったけど、その女の問いにオレは一瞬戸惑った。


中々言葉が出て来ないオレを察してかシュウが口を開いた。


「死んだ…。いや、…厳密に言うと殺された…。」

「…え…?」

女は目を丸くさせた。


「…誰に…?」

女は少し躊躇しながらも、話の続きが気になるようだった。



「…それをお前たちが聞くか…。」

シュウがぽつりと吐いた言葉には怒りと呆れた様子が含まれていた。



「…どういうこと…?」

シュウの言葉に身に覚えがないように女は首を傾げた。

シュウは鼻で笑い、女を冷めた瞳で見据えた。




「お前ら黒い集団に殺されたんだよ。じいちゃんはな。」