猛烈な速さで突進してくる男。


刀を捨てた分動きやすくなったのか、先程と比べても断然スピードが違う。



「…はッ!正面から来るなんて、避けてくれって言ってるようなもんじゃねーか。」


シュウはそう言いながら難無く男の攻撃をかわす。



いくら動きが俊敏になったからといっても、素早くシュウの背後に回るわけではなくただ一直線に走ってくるだけなら、タイミングを合わせて避ければいい。





そして男はそのまま走り抜けてしまった。





何なんだ…?こいつ。

本業とか抜かした割にはさっきの方がマシじゃねぇか。





シュウは呆れながら、走り抜けた男の方に向き直った。






しかし、男の姿は見当たらなかった。