央雅くんへの気持ちを認めて、好きだと告白もした。

けれど、告白しただけで、央雅くんからはっきりとした返事をもらうこともなく一週間が過ぎた。

父からのメールによって気付かされた自分の本心を央雅くんに話したあの夜、央雅くんはただ私の話を聞いてくれただけだった。

『親に対する当たり前の感情が現れただけだよ』

そう言っただけで、やっとの思いで告白した私の気持ちに応える言葉は、何もなかった。