――もう、幼なじみでもいさせてくれないのかな。 傷付けて、泣かせて、嫌いにさせて。それで離れていくように仕向けるくらいなら、おまえなんか嫌いだって言ってくれた方がまだマシな気がした。 わからない慎吾の心が、ただ悲しかった。