運転手さんも、全ての住所を覚えているワケではない。 カーナビに打ち込み、漸く車を走らせた。 私は何時間あそこで眠っていたのだろうか。 窓の外にはネオンが輝いている。 そして、夜の仕事をしている人達がたくさん見えた。 煌びやかな衣装を纏った女性。 さっきのバカ女とは違って、素直に綺麗と思える。