ちょっとでも長くあの人のそばにいたいという気持ちから、 つい、行くのを少し控えるだなんて、言ってしまった。 ヤマトさんになんて話そう・・・。 考えていても仕方がないので、あの人がいない間に、僕は意を決して店へ向かった。 いつのまにか季節は春から夏に変わって、鋭く厳しい日差しが街中を照らしていた。 ずっと外にいれば、熱中症になりそうなぐらい気温が高く暑い。 蝉が、自分の存在を示すように鳴いている。 汗が滲む額を気にしながら、年中冷んやりしている店内へ入った。