コイツ等、屋上まで追いかけてきたのか!?



ありえねぇ…。








「お弁当食べて♪」





「いらねぇ」







大勢の女達はジリジリと俺との距離を縮めてくる。



俺は後退りしながら女達の弁当を断り続けた。







ードンッ







「ー…………!!!???」







突然背中に感じる固い感触。


後ろを振り向くと……何もない。



今まで気にしてなかったケドよく見ると周りも透明で何もない。



ただ大勢の弁当を持った女達と俺が何もない空間にいるだけ。




俺……屋上にいたよな?


ドコだここ?







「隼人♪」







周りに気を取られれていたせいで女達の事を忘れていた。