お父さんもお母さんも、
娘が軟禁されてたなんて考えもしないんだろうな。


平凡に過ごして、
お買いものしたり食事に行ったり。
そうしたんだろうなあ、と思うよね。


まあ、そう思わせとくべきなのです。





「はしゃぎすぎた~ちょっとだけ寝るね~」


そう言うなり、私は2階の自分の部屋に行く。
新年の挨拶なんて、大嘘でした。