「優奈ー。海佳ー。色紙あたし渡せない。(泣)お願い。渡して(泣)」
「愛香はそれでいいの?」
「うん...」
「わかった♪じゃあ先生呼んでくるね」
あたしは教室の
隅っこに移動した。
「愛香.海佳ひっぱんなよ(笑)」
「えへへー。」
みんなが集まって
海佳と優奈が色紙を渡した。
「先生!!いままでありがとうございました!!」
「んっありがとうな♪」
「泣かないのー?」
「海佳が泣けよ(笑)」
あたしはそんな会話を
見てた。
(早く謝んなきゃ。早く謝んなきゃ。最後なのに。)
顔を机につけて考えていた。
「こんな時間だから!!ほらほら帰るよ!!」
「はーい」
みんな教室に出てった。
(あたしも行くか)
顔を上げると
先生がいた。
「うきょ!!!先生!!」
「何驚いてんだよ。ばーかだな(笑)」
「先生?聞いてほしいことあるんだけどいい??」
先生はあたしに耳打ちをした。
「ここじゃあれだから外いくよ」
あたしは頷いた。