歩いて

「…由亜。…私は果菜と由亜さんの関係に口を出したらいけないことって思ってる」



…知香。


知香は話続ける。



「2人の仲は私なんかが割り込めないこともわかってる。でも、高校の時からずっと友達で、私は果菜のこと親友だと思ってるよ。
…もう、自分のこと許してあげてもいいんじゃない?」



知香の真剣な声。




…知香。




私のこと、そんな風に思ってくれてたんだ。




私も、知香のこと本当に大事な友達だと思ってる。




でも、私は由亜のことを忘れてはいけない。




常に、由亜のことを意識していないといけない。




それが、私の今できること。




由亜がこの世にいない今、私を許すなんてできない。




由亜は私を憎んだまま死んでいった。




ずっと守るって約束したのに。




「…ごめん」




小さい声で知香に返事する。