溺愛主義




「ちょっ、智也!苦しいし恥ずかしいからやめてよ!毎日言ってるのに、どうしてやめてくれないのっ?」



どうして、なんて本当はわかってる。

私を見て面白がってるだけ。
じゃなきゃ、女の子にモテモテな智也が毎日私に抱きついて告白してくるわけないもの。


可愛いわけでも、綺麗なわけでもない、平凡な私なんかに。



だから今日もスルーして、いつも通りの言葉を口にした。