訳有彼氏


 長門がスポットライトの中に立とうとしている。

 ≪待て。≫

 止めたが鋭く睨まれた。

 『いいの?また、苦しむよ』

 ドクンと何かが。

 鴉孤の胸を脈打った。

 『苦しくなって、イザナの前で狂ってもいいの?そんな君を見てイザナは何て思うのかな』

 グサリグサリと言葉が心に刺さる。

 鴉孤は人が嫌いだ。

 世界が嫌いだ。

 自分がキライだ。